トヨタの片づけのエッセンス

日常から片付けが苦手で、すがる思いで「トヨタの片づけ」という本を読んだ。
備忘録として、この本から得た知識を残しておく。


ムダは利益に変わる

 片付けがされていないと多くのムダが発生して利益を蝕んでいってしまう。
  • スペースのムダ(物が溢れているとスペースが減る。スペースは無料ではない)
  • 時間のムダ(探すムダは大きなロスとなる)
  • 間違えるムダ(ファイル名などの間違えや、生産工程の間違え)
  • とりに行くムダ(移動すること自体がムダ)
ムダを排除することで、損失を減らせるし新たな利益を生み出すことが出来る。


    5S

    5Sとは整理、整頓、清掃、清潔、しつけ。
    整理→いるものといらないものを分け、いらないものは捨てる
    整頓→必要なものを必要なときに必要なだけ取り出せるようにする
    清掃→キレイに掃除する。日常的に使うものを汚れないようにする
    清潔→整理・整頓・清掃の状態を維持する
    しつけ→整理・整頓・清掃についてのルールを守らせる


    「いつか使う」には期限をもうける

    身のまわりのものは大きく3つに分けられる。これを時間を基準にして決めると良い。
    1.いま使うもの
    2.いつか使うもの
    3.いつまで経っても使わないもの

    上の3つに期限を設けて、それを過ぎても使わないときは捨てる。
    しかもその期限はできるだけ短く設定する法が良い。


    「使う頻度」で置き場を決める

    1.毎日使うのか
    2.2~3日おきで使うのか
    3.1週間おきに使うのか
    その頻度順に手元の近い場所に置いて行くと良い。



    定位置を決める

    まずは仮で良いので定位置を決める。
    線1本でもいいのでルールを決めることで整理整頓ができるようになる。
    知らない人でも30秒以内に目的の場所にたどり着くことが出来るのが理想。
    マップ図を作る。
    きちんと片付いた状態を写真に取るなどして、それをキープできるようにする。
    パソコンのファイルなどにもきちんとルールをつけて、モノ(ファイル)に住所を与える。

    モノの定位置が一目瞭然になるように「姿置き」をする。
    姿置きとは、モノの置き場にそのモノの名前を明示して、元に戻せるようにすること。
    モノが無いときは無いとひと目で分かる。

    そうじも仕事のひとつ

    清掃時間を業務に組み込むことで、きれいな職場を維持することができるようになる。
    5分でいいので、まずは掃除の時間を作るのが良い。
    掃除をすることで、「提出し忘れた書類」や「処理していない仕事」を見つけることが出来る。




    これを少しずつ実践していって、快適な職場にしていきたい。





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