亘古亘今(こうここうこん)
私が日本料理の職人として大切にしてきたことの一つが「亘古亘今」です。平たく申し上げれば、古いものを新しく、新しいものを重々しく扱う事。受け継いだ料理の品格を保ちつつ、常に新しい工夫を加えていくことです。伝統の技を確実に継承しつつ、己の個性や感性を生かし、自分の生きる時代ならではの新しい材料などを駆使して、先代にない料理やおもてなしを創案する。そうした努力を通じ、その家の歌風を一段と高めて次代へ継承していくことが、一つの時代を担う者の責任といえるでしょう。ー中村秀太良「致知 2017年8月号」
これは自分の仕事にも言えること。先人の築き上げてきたものをきちんと受け継いで、しかも新しいことを加えていくこと。こうして初めて技術や歴史を継承することになる。
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