「これは何か?」の効用

GTDが破綻しかかっている。
原因は、あまりに忙しい(というか人手が足りない)状況の中で、タスクをレビューする時間がないから。でもそれは逆説的で、忙しさにかまけてレビューしてタスク管理していないから次やることに集中できていないという状況になっているだけとも言える。
忙しい時こそ今あるタスクを見直して「やるべきことがすべてわかっている」状態を創りださなくちゃいけない。
それはわかっている。わかっているんだけど、現実的には時間を割いてレビューすることが出来ない。悩みに悩んでいた。そんなときいい方法を見つけた。

『これは何?』と自分に問いかけながらタスクをすすめる

本当にレビューやる暇などない時には目先のタスクをドンドンとこなしながら処理をする必要があるんじゃないかと思った。走りながら考えるしかない。
GTDで「見極め(処理)」をするとき、タスクひとつひとつに対して「これは何か?」と問いかける。これをすると案外頭がすっきりして、快くタスクに向かうことができることに気づいた。「これは何か?」と自問自答することで、タスクの本質が見えたり、コンテキストを決められたり、サブタスクを設定することが出来たりするのだ。
そこでふと気づいたのは、忙しくて判断と作業を同時に進めていかねばならないとき、この質問はかなり重宝するということ。この質問をタスクが振られた瞬間に自問自答することでレビューいらずで、その場でタスク管理をできるのだ!
たとえば「〇〇について調べる」といった簡単なタスクでも一瞬「これは何か?」と自問すると、「あの人に聞けば早い」とか「PCを開く」といった最初の行動を思い浮かべることができる。
最初の行動さえイメージ出来て、タスクにとりかかってしまえばこちらのもの。
この質問を自分に課すようにしてから、生産性はかなり上がったように思う。

これからも僕は問題やタスクに出会った時、自らに問いかける。
「これは一体何か?」と!


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