なぜいろんなことを後回しにしてしまうのか?
最近、仕事量が増えてあらゆることが上手く回っていかなくなっている。 忙しくなればなるほど、手につけやすい仕事や緊急業務に先に手を出してしまって、重要で重いタスクに手が回らなくなってしまうという悪循環に陥っている。
そこで、なぜ僕はいろんなことを後回しにしてしまうのかを考えた。
後回しにすることでどんな損をしているのか
まず、後回しの原因を考える前に、あらやることを後回しにしたことでどんなコストが発生しているのかを考えてみる。僕が考えた一例を列記してみる。
・顧客・友人・家族の信頼を失う。
・自信をなくす。
・仕事が次々に溜まっていく感覚。
・疲労感・ストレス。
・休日を楽しめない。
など、ただ後回しをしただけで、まさに百害あって一利なしであることがわかる。
後回しをするときには一体何を考えているのか?
そもそも、タスクを後回しにしてしまうのは、タスクをやろうとした時(あるいはやるべき時)に余計な想像力が働いてしまっているような気がする。
例えば、メールを1本返信するにしても、それが謝罪のメールだったりすると「あーこのメール、早く打たなきゃいけないけど、どうせまた怒りの返信来るんだろうな」とか、「このメールみたら落胆するのかな・・・」とか、ほんの一瞬で、そのタスク終了後の次のめんどくさいシチュエーションを想像して身動きがとれなくなってしまっている。
次のタスクに移るその刹那に、そのタスクのハードルをスッと自分で高くしているような感覚。
この感覚を乗り越えなければ、いつまでたっても僕の後回しグセは治らないように思う。
後回しグセを回避するには?
自らで作ったハードルを越えるためには、その面倒くささに対抗する策を立てなければいけない。対策を考えていく中で、結局行き着いたのは、GTDで言うところの「整理」のステップだ。
これまで僕は、inbox用のノートを作り、タスクをどんどんそこに放り込んでいた。 そして、その中から手につきやすいものや緊急のものから手を出していた。
これでは、ただのタスクリストを作っているだけだった。ストレスフリーどころか、inboxを見て「こんなにやることあんのかよ」と茫然とするだけだった。
結局、あらゆることを後回しにしていたのは、タスクを整理せずに、その場の気分でタスクと向き合っていたからだった。 今、その気にならないタスクは、10分後も24時間後もやる気にならない。だったら、きちんとやるべき時を決めてあげなければいけなかったんだ。
GTDにおけるストレスフリーの本来の醍醐味は、整理のステップにある。inboxの中にあるタスクを状況別にわけ、自分はただ眼の前にある「次に取るべき行動」に集中するべきだった。
ということで、僕はいままでのinboxに収集するだけのGTDの取り組みを少し変えて、整理のステップにフォーカスしていくことにした。
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